小さな美術スクール

2017.9.29
2017年3月1日~2017年8月31日の間、皆さまよりお預かりいたしました募金を2017年9月29日に小さな美術スクールへ寄付いたしました。
沢山のご支援、誠にありがとうございました。
なお、寄付金の使途については、後日改めてご報告させていただきます。

2018.4.5
小さな美術スクールをご支援くださっている皆様へ
皆様方のご支援のおかげで、昨秋10月小さな美術スクール10周年企画「カンボジアの輝く瞳の子ども達の絵画展」を東京で開催、スクールで学び育ったカンボジア人アーティスト6人を日本に招待できました。自分の力だけでは外国に行くことができない青年達が貴重な経験をしてカンボジアに戻り、後続するカンボジアの子ども達の指導を熱心にしております。皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。また、昨年12月と今年2月に、タイ国境近くの文化の光の届かない辺境の村の学校5校に出張授業ができました。辺境の村の生活は食べて生きて行くのが精一杯で絵を描く材料もなく、絵を描く環境がありませんでした。子ども達はこのような機会が訪れるのを待ち焦がれていたようです。初めて手にする真っ白い画用紙に色鮮やかなクレヨンや色鉛筆、絵を描ける喜びを全身で表していました。子ども達は人間の子として本来持っている知的好奇心を満たすことができ、満足した表情をしておりました。
今期もスクールに通う子ども達の学業、生活支援をすることができました。スクールに通う子ども達は、両親を亡くした子、両親ともエイズの子、母子家庭の子、親戚や養護施設に預けられた子など、家庭環境に何らかの問題がある子ども達ですが、おかげさまで、進級試験にパスし進級することができました。
皆様方のカンボジアの子ども達への温かいお気持ちを何らかの形で残したいと考え、水不足に苦しむベンメリア村の人々へ「キボウのカケハシ支援者」のお名前で井戸を寄贈させていただきました。古い井戸はありましたが、飲める水ではなく皿洗い用に使える程度の井戸だったようです。飲み水は水を売る行商から買って生活していたとのことです。今回設置した井戸は30件の家が共有で使い、透明でおいしい水が出る井戸の寄贈を大変喜んでいました。
この活動を初めて10年、条件悪く生まれたカンボジアの子ども達が未来に希望が持てるよう活動して参りました。これからも希望の架け橋となるよう活動して参りたいと思っております。ご支援誠にありがとうございます。どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。

カンボジア・小さな美術スクール
笠原知子

活動レポート