未来につながる森づくり「子供の森」計画

2016.09.30

2016年4月4日~2016年8月31日の間、皆さまよりお預かりいたしました募金を2016年9月30日に公益財団法人 オイスカへ寄付いたしました。
沢山のご支援、誠にありがとうございました。
なお、寄付金の使途については、後日改めてご報告させていただきます。

2017.04.24

「子供の森」計画にご協力いただいた皆さま
公益財団法人オイスカ

 子どもたちの「自然を愛する心」を養いながら、地球緑化を進めるオイスカの「子供の森」計画。アジア・太平洋地域を中心とした36の国と地域において、子どもたちが学校や地域で行う植林活動や環境教育を支援し、子どもたち自身による持続可能なふるさとづくりを応援しています。皆さんからいただいたご寄附は、各地のこうした未来を担う子どもたちの取り組みに大切に活用させていただきました。今後もふるさとのために行動できる子どもたちを育てながら活動を推進して参りますので、引き続き活動を温かく見守り、応援していただければ幸いです。
 ご支援いただいた活動の一例として、世界各地で取り組んでいる活動の中から、乾燥地域での植林に取り組むミャンマーと生物多様性保全に向けて取り組むインドネシアの学校での活動をご紹介します。

<ミャンマー>
●ニャウン・ピン・ユワ小学校(Nyaung Pin Ywar Primary School)
 ニャウン・ピン・ユワ小学校は中央乾燥地帯であるエサジョ郡に位置していますが、チンドウィン川から近いため、他の地域と比べると植物が比較的生育しやすい環境にあります。そのため村人の多くが農業を営んでおり、主に豆類を栽培しています。2007年から「子供の森」計画の活動を始め、2016年は薬にもなるニームや成長の早いビルマネム、日陰を作るホウオウボクの木を植林しました。
 ダウ・キン・ミン校長先生は「活動を始める前は木が全く無い学校でした。しかし現在は植林した木が大きくなり、日陰ができたことによって子どもたちが外に出て遊んだり勉強したりすることができるようになりました。先生の指示を受けることなく、自主的に木に水をあげてお世話をするようになりました」と話してくれました。環境への意識が少しずつ育ってきたニャウン・ピン・ユワ小学校。今後の取り組みに注目です!
子どもたちの変化を嬉しそうに語ってくれたダウ・キン・ミン校長先生
植えたビルマネムの木と一緒に
<インドネシア>
ヌンプラック第2小学校 (SDN 2 Ngemplak)
 ヌンプラック第2小学校は、中部ジャワ州カランガニアル県にあり、1993年から「子供の森」計画に参加しています。2016年度の活動ではジャワプラムやロンガンなどの地域特有の果樹を植えました。実が取れるようになれば、子どもたちの栄養源になるだけでなく、販売して文房具や学校の備品を購入する資金に充てる予定です。活動に参加している11歳のアデラさんは「木を植えたり苗木の管理をしたり、外での活動が多いけど、いつも楽しんで参加しています。コーディネーターが色々なネーチャーゲームも教えてくれるのでいつも活動を楽しみにしています」とコメントしてくれました。
 今後も植林した苗木を大切に管理しながら、ガーデニングやゴミの分別方法の勉強などにも力を入れていきたいと考えています。
校庭の植物に水やりをするアデラさんと友人
スターアップルの苗木を植えました
★詳しい内活動内容や他の国の活動については下記URLのHPをご覧ください
https://www.kodomono-mori.info/

活動レポート