子供たちの声が聞こえる森へ

樹木・環境ネットワーク協会では、人と自然が調和する社会を目指し、環境活動を推進しています。そのモデルとして、「里山」を掲げ、人が自然の中で活動、利用すること、そして、それがより豊かな自然を育むことにつながっていきます。

町田市の三輪里山フィールドでは、放置荒廃した雑木林の整備をすることで、かつてみられた里山の景観や自然環境を取り戻そうを27年活動をしています。森の中では、春になると白い花をつけるニリンソウが谷戸一面に咲かせるなどの光景も地元の評判になってきました。
  • 樹木・環境ネットワーク協会"
しかしながら、ここ2~3年、林内に「ナラ枯れ」という樹木の病気が蔓延し、突然枯死する大木が多く、とても倒木や落枝が発生しやすい危険な森となっていました。安心して森の中で過ごしていただけるよう、ナラ枯れ病が発生した樹木の伐採・処理を行いました。
  • ナラ枯れ病が発生した樹木の伐採・処理1
  • ナラ枯れ病が発生した樹木の伐採・処理2
また豊かな植生の醸成を目的に、ミツバチの飼育をスタートした年にもなりました。ミツバチは草花の受粉を助ける森の自然環境には必要不可欠な生きものの一つです。近年では、農薬によるものや夏の暑さの影響を受け、数を減らしつつあります。セイヨウミツバチの養蜂からスタートし、3月には二ホンミツバチにチャレンジするため巣箱の制作・準備を行いました。
  • ミツバチの飼育1
  • ミツバチの飼育2
さいごに。つい先日の森の様子ですが、わたしたちの整備している森で、近くの幼児の子どもたちが自由に遊んで知る姿がありました。付き添いの保育士の方からは、「安心して遊べる森が近くあってうれしい」とお話していただき、未来につなぐ森のひとつの姿が見えてきた気持ちになりました。
  • 森の様子1
  • 森の様子2
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※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート