2020年度(2020年3月~2021年4月)活動ご報告

2020年度埼玉県「児童養護施設退所者等アフターケア事業」を受託し、本年度も社会的養護を巣立った若者たちに対し「就労支援」「住居支援」「自立・生活支援」「居場所事業」を行ってまいりました。
また併せて弊社の独自の取り組みとして、合宿免許を利用した「運転免許取得助成制度」に取り組みました。
合宿免許では、山形県や福島県など訪れたことがない土地へ一人で行き、約2週間、知らない人達と過ごします。ほとんどの子は「最初は不安で行きたくなかった」そうです。しかし、合宿免許を卒業して私どもに送ってくれた感想文では、「全国の友だちができた」「良い経験だった」と喜びの言葉をいただいています。
運転免許取得ということのみならず、一人立ちをする前の素晴らしい経験と思い出になったようです。

運転免許助成実績:24名(累計231名)
  • 運転免許助成実績
  • 喜びの言葉
  • 喜びの言葉
就労支援実績:45名
 ・就労前訓練の実施
 ・リクルートスーツの無料貸し出し
 ・協力企業採用情報誌「コンパスおしごと情報」の発行
 ・オンラインによる会社説明会「ネットで会社説明会」の実施
住居支援:10名
生活支援:17名
 ・シェルター案内
 ・引きこもり・生活相談
 ・家計簿作成
 ・生活保護申請同行など
自立支援セミナー:7回
 ・アンガーマネジメントセミナー
 ・お金の管理セミナー
 ・お地蔵さんのメンタル講座
 ・ヤギ牧場お仕事体験
  • コンパスおしごと情報
  • お金の管理セミナー
  • 社会人マナーハンドブック
クローバーハウス(児童養護施設等退所者の居場所事業)
居場所事業「クローバーハウス」をさいたま市浦和区に開設し、今年度は2年目の運営となりました。社会的養護を巣立った若者たちを孤立させないように、また何でも相談できる居場所として、利用者の心の拠り所となっています。
しかしコロナ禍において、2020年3月~5月の緊急事態宣言期間中は閉館。また2021年1月~2月の宣言期間中は、利用人数を制限しての運営となりました。また、定期的に行えていた様々なワークショップや夕食会も中止せざるを得ない状況になりました。

利用者数(2020年4月~2021年3月):491名 (2019年7月~2020年3月実績 405名)
  • 居場所事業「クローバーハウス」
  • 居場所事業「クローバーハウス」
寄付する

※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート