社会的養護出身の若者のアフターケアを行っています!

私たちコンパスナビは、運転免許証の助成以外にも、社会的養護出身者のアフターケアを中心に様々な活動を行っています。
埼玉県より「児童養護施設退所者等アフターケア事業」を受託しています。これは埼玉県で社会的養護(児童養護施設、自立援助ホーム、児童心理治療施設、児童自立支援施設、ファミリーホーム、里親)のもとで暮らす児童が巣立ったのち、就労、住居、生活等で困ったと場合に総合的な支援を行う事業です、支援の範囲は社会的養護を離れた後のアフターケアだけではなく、施設等に入所中の段階から自立に役立つセミナー開催、一人暮らしや就職について考える機会づくりといった幅広い範囲に及びます。
  • 児童養護施設退所者等アフターケア事業
【クローバーハウス(児童養護施設等退所者の居場所事業)】
居場所事業「クローバーハウス」をさいたま市浦和区に開設し、今年度は4年目の運営となります。社会的養護を巣立った若者たちを孤立させないように、また何でも相談できる安心な居場所として、利用者の心の拠り所となっています。
ここでは手芸教室、料理教室、性教育、弁護士によるトラブル回避セミナーが開催されてきました。また多くの支援者によりたくさんの食料や衣類をご提供いただき、金銭的に厳しい若者が持ち帰ることができるなど、クローバーハウスを中心に善意の輪が広がっています。

【就労・住居・生活支援】
若者たちを手厚く支援してくださる就労協力企業を募り、就職情報誌にまとめ、」埼玉県内の全施設に配布し紹介しています。
また、就職活動の準備として、社会人マナー、面接の受け方、履歴書の書き方等のマンツーマンセミナーも実施しています。
さらに、居住支援法人の資格も取得し、住宅困難者のアパート探しから契約、その後のアフターサポートまでの住居支援を行っています。

【自立支援プログラム】
施設入所中の児童を対象に、様々な講座、体験会、イベントを開催。施設への出張や、一部の講座はオンラインでも対応しています。
・お金のトレーニング「金トレ」(銀行の協力のもと行われる、お金の貯め方、使い方、トラブル回避等を学ぶセミナーです)
・高校3年生対象、卒業直前「ひとり立ちプログラム」(一人暮らしに向けて、お金の管理、お部屋の借り方、生活ノウハウ、支援者とつながる必要性を知ってもらうなど、巣立ってからのことを学ぶ総合プログラムです)
  • 居場所事業「クローバーハウス」
  • 居場所事業「クローバーハウス」
【困った時のプラットホーム「なびんち」の開設】
児童養護施設等を退所後、社会に自立してからの困りごとの相談場所が検索できるプラットホーム、それが「なびんち」です。
ここでは、「お金がない」、「家賃が払えない」、「仕事を探したい」、「孤独でつらい」などの相談先(全国)が検索できます。しかも相談先として掲載される全国の支援団体へは、社会的養護体験者自らがアルバイトとして取材していただき、これをまた社会適用g出身の当事者自ら動画編集に携わりサイトで順次公開しています。
さらに、このサイトを通じて全国の支援団体と連携することで、それぞれの得意分野、専門性を生かした手厚い支援を全国に広げ、つながることを目指しています。
  • コンパスナビのプラットホームなびんち
  • アフターケア相談室「にじのしずく」支援内容
  • アフターケア相談室「にじのしずく」支援内容
寄付する

※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート