多世代にわたる多様な経験の場を

多様な経験を踏まえて育った若い世代が、自ら福島の復興・創生に貢献していくようになると、子どもたちがその姿に憧れ、自分も在りたい姿に向かって一歩踏みだそうと挑戦する人材が輩出する「憧れの連鎖」が生まれます。あすびと福島では、小学生から大学生に至る次世代育成プログラムを継続して推進し、この志を実現しようとしています。
小中学生に対して展開している再エネ体験学習は、沿岸部に広がっている太陽光発電所と風力発電所を体感することから始まります。自分たちの地域の再エネの取り組みを知り、脱炭素社会の未来に向けて自分たちはどのようなことができるか考えて発表するワークショップの実施に加え、水素カーを使い、水素エネルギーへの理解も深めます。学校の総合学習として南相馬市の全小中学生(これまでに延べ4,660名)が体験しています。
  • 一般社団法人あすびと福島
小中学生向けには、土日に開催する週末スクールにも力を入れています。ドローン操縦体験、オンラインプログラミングスクールなど人気の定番プログラムのほか、地域の企業と協力した車理解ワークショップや職業訓練校と協力した水素スクールや木工教室、地元の高校と共同開催の理科実験教室など、多様な視点から自分たちの地域の魅力に触れ、地域の未来を考える教室を展開しています。これまでに延べ3,000名の小中学生そして保護者が参加し、自分たちの地域の可能性を楽しみながら体験しています。
  • 小中学生向けプロジェクト
  • 小中学生向けプロジェクト
高校生向けには、プロジェクト・ベースド・ラーニングを継続しています。「高校生発 ロールモデルをみつけよう!」は、ロールモデルたる大人が身近にいるにもかかわらず、そのことを知らずにいる自分たちに問題意識をもった高校生たちが動き出したプロジェクトです。後輩に代々引き継がれ7学年36名の高校生の参画により、福島県内で志をもって活動する様々な職業の大人たち(これまでに延べ24名)を取材し、高校生を中心とした若い世代に向けて記事を発信しています。このように高校生たちの想いから走り出したプロジェクトに社団のスタッフが伴走しながら、高校生の成長をサポートしています。
  • 高校生向けプロジェクト
  • 高校生向けプロジェクト
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※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート