キボウのカケハシ

昨年秋にご報告いたしましたが、東北の子どもたちにチャレンジの心を育むミュージックアウトリーチプログラムをお届けするために、準備を進めていましたが、大変残念なことに2020年秋に引き続き　2021年秋のツアーは、COVID19の影響により　またしても中止せざるをえませんでした。

2021年9月から2022年3月の間に「まんえん防止宣言」が発令され、学校での活動の制限も継続され、子どもたちが非日常を感じる心揺さぶられる体験が再開されることが大変少なくなりました。

多くの方々からの強いご要望から開発実験に取り組んだ　オンラインのワークショップ開催から1年以上を経て福島、宮城そして全国の小中高校生、またタイやマレーシアに住む日本人の子どもたち合わせて約2300名にプログラム提供ができました。自分を信じてチャレンジすることの喜び」「人の多様性を受け入れ　尊重しあうことで生まれる心の高鳴り」の場が生まれた。とご見学の先生たちからお声をいただきました。子どもたちからは、「家で参加しているのに、世界と繋がっているのはすごい！」「一人ではないと思った」「先が見えなくて不安だったけど、今を一生懸命やることの大切さを学んだ」などという声をいただきました。
2021年9月以降の半年間は、「親子ワークショップ」開催にも取り組み小学校1年生―3年生の親子が一緒にオンラインで一緒に踊り、歌うワークショップを実施しました。親子がお互いにワークショップでの良かったことを褒め合う時間も設け、通常なかなか伝え合えない気持ちを伝え合うこともできました。

2022年春には再開される予定の対面で行っていたプログラムが未だ再開できず、2年間にわたり収入の9割以上が途絶え、私どもの組織も昨年よりもさらに運営が厳しくなるという大きな影響を受けています。しかしながら、プログラムの再開を待っている子どもたち、そしてオンライン参加を楽しみにしている一人でも多くの日本の各地域の子どもたちにプログラムを届けるつもりです。この秋には、なんとか入国制限が解除され、アメリカからキャストを呼びまた東北の子どもたちに　表現教育のプログラムを届けに行きます。
子どもたちの心にチャレンジの火をつけるプログラムを今後も広めていきたいと考えています。応援よろしくお願いいたします。