フードパントリーで「一人に寄り添う支援」を

子どもたちの健やかな成長にかかせない食事と栄養。

Learning for Allでは、おなかを満たすだけでなく、子どもたちが食事をつくる手伝いやお膳立てをする、一緒に食事をする時間や空間を大切に、居場所支援拠点での食事提供に取り組んできました。

しかし、コロナで状況は一変し、飲食を共にすることが難しくなりました。一方で、経済的な困難から十分に食事が用意できないなどのSOSが寄せられます。またコロナ禍で繋がりを失った人たちが多く、地域に集まれる場を取り戻す必要がありました。そこで、始めたのがフードパントリー。Learning for Allの支援拠点を利用している子育て世帯と地域の子育て世帯を主な対象とし、Learning for Allが購入した野菜などの生鮮品、手軽に調理ができて保存も可能なレトルト品、おやつなどの食材を無償で提供することにしました。

  • Learning for Al
対象となる世帯にフードパントリーの実施日を案内し、当日は提供する食料品を並べて、欲しいものを取ってもらう方法で始めました。食料品などを受け取り、気持ちがほぐれた方の中には、これまで聞けなかった困りごとや気持ちなどを、自ら話し始める方もいます。足を運びやすい機会と「食」をきっかけに、Learning for Allスタッフとの関係性が深まっていきました。また、回を重ねていく中で、子どもたちが準備や配布などの運営にかかわり、地域の方との交流を深めるきっかけにもなりました。
  • 見守りチェックシート
フードパントリーに参加した人からは「夏休みは家にいることも多く、ストレスがたまる日々だったので、フードパントリーが始まってうれしい」「親が帰ってくるのが遅いから、ご飯をもらえるのはうれしい」といった声が寄せられています。Learning for Allでは、フードパントリーのほか、Learning for All支援拠点での食事提供や食料品の配送などの食事支援を、継続していきます。
寄付する

※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート