東日本大震災時に0歳だった赤ちゃんが無事にハタチを迎えるその日まで
ハタチ基金は、東日本大震災の被災地の子どもたちに寄り添い、20年間継続的に支援を行う基金です。震災直後の2011年4月、被災地の子どもたちに学び・自立の機会を継続的に届けるために創設いたしました(2014年10月公益法人認定取得)。
震災の影響を受けた子どもたちがハタチになるまで支え続けたいと想い始めたハタチ基金の活動も、11年目の折り返し地点を迎えました。
震災後10年間を幼少期・思春期の子どもとして過ごすことは、誰も経験をしたことのない日々でした。それでも、震災当時に小学生だった子どもが高校生となり「将来は地元に帰ってきて働きたい」と未来を思い描きながら勉強に励む姿。震災当時に高校生だった子どもが社会人となり「自分が支援してもらった恩返しがしたい」とサポーターとなって声を上げてくれる姿。彼らは本当に頼もしく成長しています。 東北の子どもたちの思い描く未来に寄り添い、"2031年、復興のその先へ"を皆様と共に実現していきたいと心より願っております。
女川向学館が子どもたちの心の拠り所になるように【一般社団法人まちとこ】
■町は復興しても、今も失われたままの"子どもたちの居場所"
まちとこが運営する女川向学館は、主に女川町の小学生から高校生が利用しています。小中学生には放課後学習支援や、キャリア学習支援などを。また、フリースペースとして利用することもできるため、好きな本を読んだりスタッフや先輩とおしゃべりをしたりといった、気軽に寄れる"放課後の居場所"を目指しています。
今もなお、町の中心地に子どもが気軽に集まることができる屋内の居場所は多くはありません。町は復興していく中、新しく綺麗な家や建物が立ち並ぶ風景へと変わり、観光客も多く訪れてくれるようになりました。しかし、子どもたちが集うことができる屋内の居場所は、静かにしなければならない図書館や、役場内にある小さなスペースしかありません。それらの場所では子どもたちが気軽に訪れるにはハードルが高いように思いますし、習い事の教室や学習塾などもほとんどないため、多くの子どもたちは学校と自宅の往復になりがちです。
■親でも先生でもない"ナナメの関係"の常駐スタッフ
そんな中、女川向学館は2021年、活動拠点を町の中心地に移転しました。アクセスしやすい環境でもあるため、学校が休みの土曜日には、平日には来られない石巻市まで通っている高校生なども来てくれています。
この場所で大事にしているのは、気軽に寄って気軽に話せること。少し年上で利害関係のない"ナナメの関係"のスタッフが常駐し、他愛もないことから将来の悩みまで、何でも話せるような場所になるよう日々子どもたちと接しています。私たちスタッフだけではなく、中高生が一緒にボードゲームしたり、社会人になった若者に高校生が人生相談をしたりする姿もよく見受けられます。人口が少なく、住人の繋がりが強い町の特性もあると思いますが、「行きたくなる女川向学館」が存在するからこそ、若者にとっての居場所や心の拠り所、交流の場がこの町に生まれているように感じています。
寄付する
※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。
活動レポート
- 募金・寄付ハタチ基金~東日本大震災時に0歳だった赤ちゃんが無事にハタチを迎えるその日まで~
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- 募金・寄付東日本大震災から10年
- 募金・寄付東日本大震災支援 ハタチ基金
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ハタチ基金は、東日本大震災の被災地の子どもたちに寄り添い、20年間継続的に支援を行う基金です。震災直後の2011年4月、被災地の子どもたちに学び・自立の機会を継続的に届けるために創設いたしました(2014年10月公益法人認定取得)。
震災の影響を受けた子どもたちがハタチになるまで支え続けたいと想い始めたハタチ基金の活動も、11年目の折り返し地点を迎えました。
震災後10年間を幼少期・思春期の子どもとして過ごすことは、誰も経験をしたことのない日々でした。それでも、震災当時に小学生だった子どもが高校生となり「将来は地元に帰ってきて働きたい」と未来を思い描きながら勉強に励む姿。震災当時に高校生だった子どもが社会人となり「自分が支援してもらった恩返しがしたい」とサポーターとなって声を上げてくれる姿。彼らは本当に頼もしく成長しています。 東北の子どもたちの思い描く未来に寄り添い、"2031年、復興のその先へ"を皆様と共に実現していきたいと心より願っております。
震災の影響を受けた子どもたちがハタチになるまで支え続けたいと想い始めたハタチ基金の活動も、11年目の折り返し地点を迎えました。
震災後10年間を幼少期・思春期の子どもとして過ごすことは、誰も経験をしたことのない日々でした。それでも、震災当時に小学生だった子どもが高校生となり「将来は地元に帰ってきて働きたい」と未来を思い描きながら勉強に励む姿。震災当時に高校生だった子どもが社会人となり「自分が支援してもらった恩返しがしたい」とサポーターとなって声を上げてくれる姿。彼らは本当に頼もしく成長しています。 東北の子どもたちの思い描く未来に寄り添い、"2031年、復興のその先へ"を皆様と共に実現していきたいと心より願っております。
女川向学館が子どもたちの心の拠り所になるように【一般社団法人まちとこ】
■町は復興しても、今も失われたままの"子どもたちの居場所"
まちとこが運営する女川向学館は、主に女川町の小学生から高校生が利用しています。小中学生には放課後学習支援や、キャリア学習支援などを。また、フリースペースとして利用することもできるため、好きな本を読んだりスタッフや先輩とおしゃべりをしたりといった、気軽に寄れる"放課後の居場所"を目指しています。
今もなお、町の中心地に子どもが気軽に集まることができる屋内の居場所は多くはありません。町は復興していく中、新しく綺麗な家や建物が立ち並ぶ風景へと変わり、観光客も多く訪れてくれるようになりました。しかし、子どもたちが集うことができる屋内の居場所は、静かにしなければならない図書館や、役場内にある小さなスペースしかありません。それらの場所では子どもたちが気軽に訪れるにはハードルが高いように思いますし、習い事の教室や学習塾などもほとんどないため、多くの子どもたちは学校と自宅の往復になりがちです。
■町は復興しても、今も失われたままの"子どもたちの居場所"
まちとこが運営する女川向学館は、主に女川町の小学生から高校生が利用しています。小中学生には放課後学習支援や、キャリア学習支援などを。また、フリースペースとして利用することもできるため、好きな本を読んだりスタッフや先輩とおしゃべりをしたりといった、気軽に寄れる"放課後の居場所"を目指しています。
今もなお、町の中心地に子どもが気軽に集まることができる屋内の居場所は多くはありません。町は復興していく中、新しく綺麗な家や建物が立ち並ぶ風景へと変わり、観光客も多く訪れてくれるようになりました。しかし、子どもたちが集うことができる屋内の居場所は、静かにしなければならない図書館や、役場内にある小さなスペースしかありません。それらの場所では子どもたちが気軽に訪れるにはハードルが高いように思いますし、習い事の教室や学習塾などもほとんどないため、多くの子どもたちは学校と自宅の往復になりがちです。
■親でも先生でもない"ナナメの関係"の常駐スタッフ
そんな中、女川向学館は2021年、活動拠点を町の中心地に移転しました。アクセスしやすい環境でもあるため、学校が休みの土曜日には、平日には来られない石巻市まで通っている高校生なども来てくれています。
この場所で大事にしているのは、気軽に寄って気軽に話せること。少し年上で利害関係のない"ナナメの関係"のスタッフが常駐し、他愛もないことから将来の悩みまで、何でも話せるような場所になるよう日々子どもたちと接しています。私たちスタッフだけではなく、中高生が一緒にボードゲームしたり、社会人になった若者に高校生が人生相談をしたりする姿もよく見受けられます。人口が少なく、住人の繋がりが強い町の特性もあると思いますが、「行きたくなる女川向学館」が存在するからこそ、若者にとっての居場所や心の拠り所、交流の場がこの町に生まれているように感じています。
そんな中、女川向学館は2021年、活動拠点を町の中心地に移転しました。アクセスしやすい環境でもあるため、学校が休みの土曜日には、平日には来られない石巻市まで通っている高校生なども来てくれています。
この場所で大事にしているのは、気軽に寄って気軽に話せること。少し年上で利害関係のない"ナナメの関係"のスタッフが常駐し、他愛もないことから将来の悩みまで、何でも話せるような場所になるよう日々子どもたちと接しています。私たちスタッフだけではなく、中高生が一緒にボードゲームしたり、社会人になった若者に高校生が人生相談をしたりする姿もよく見受けられます。人口が少なく、住人の繋がりが強い町の特性もあると思いますが、「行きたくなる女川向学館」が存在するからこそ、若者にとっての居場所や心の拠り所、交流の場がこの町に生まれているように感じています。
※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。