東日本大震災時に0歳だった赤ちゃんが無事にハタチを迎えるその日まで

東日本大震災の影響を受けた子どもたちがハタチになるまで支えたいと始めたハタチ基金の活動は、皆さまのお力添えをいただき、12年目を迎えることができました。
2022年度は助成団体が昨年度から4団体増え、13団体となりました。学習支援、居場所支援、探究学習サポートなど、支援の分野は様々です。どの団体も子どもたちの成長をともに喜び、ともに課題に取り組み、現場でしっかりと信頼関係を築きながら、きめ細かなサポートをしています。そして嬉しいことに、かつて"子ども"として支援を受けた若者たちが、ボランティアやインターン、時に職員という形で助成団体の活動に加わり、子どもたちの支え手となるケースがよく見られるようになってきました。こうした支援の循環が起こり始めていることは、被災地の中長期的な復興にあたり、とても頼もしいことだと感じています。
  • ハタチ基金
■ならはこどものあそびば事業

「ありのままのわたしを大切にできるあそびば」
福島県楢葉町を拠点に、小中学生の創作活動のできる遊び場兼居場所「ならはこどものあそびば」を行なっています。大きなものをつくりたい、宿題がわからない、そんな時は、さっきまで見守っていた友達が助けてくれる。そんな光景が最近生まれ始めました。大人が何かを教えるのではなく、どうしたら工夫して解決できるか。
こどもたちが小さな壁に向き合っていくことを大切にしています。
  • ならはこどものあそびば事業
■居場所機能を備えた学習支援と次世代育成

仙台市・南三陸町の中高生向け無料学習会を実施
(年間415回の実施で、延べ5,369名が参加)

震災の影響を受けた世帯、経済的に困窮している世帯の中高生を対象に無料学習会を開催しました。
教科学習以外にもキャリア教育、体験活動、季節行事等を行い、子どもたちが様々な人と交流する機会を設けました。また、進路相談や奨学金などの情報提供にも力を入れました。
  • 居場所機能を備えた学習支援と次世代育成
寄付する

※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート