東日本大震災支援 ハタチ基金

2016.09.30

2016年4月4日~2016年8月31日の間、皆さまよりお預かりいたしました募金を2016年9月30日に公益社団法人 ハタチ基金へ寄付いたしました。
沢山のご支援、誠にありがとうございました。
なお、寄付金の使途については、後日改めてご報告させていただきます。

2017.04.24

◆働く親御さんが安心して、子どもを預ける事のできる”第二のおうち”のような「おうち保育園」の運営費用に活用させていただきました。

震災以降、東北の中心地である仙台市は待機児童数が全国3位まで増えました。「おうち保育園事業」(運営:認定NPO法人フローレンス)では仙台市での小規模保育園事業を通じて、これから東北を担っていく子どもたちと、働けずにいる親御さんをサポートする事で、子どもたちの成長と仙台及び東北の経済的復興を継続的に支援する事を目指しています。この4月に3園目となる小規模保育園を開園、また、政策提言・ノウハウ共有などを目的とした「全国小規模保育協議会仙台支部」の活動を主導し、仙台市における小規模保育インフラの拡大を後押ししていく予定です。

<これまでのトピックス>
・地域密着の愛される保育園に

安心の保育の実現は、地域に愛されることだと考え、地域の方々との関係づくりを大切にしています。仙台市のお祭り「青葉祭り」にて、保育スタッフ、園児、親御さん一緒にお揃いの法被を着て、演舞に参加するなど楽しみました。また、地域ボランティアの方々に絵本の読み聞かせやわらべうたを使った手遊びなどをしていただいています。
私たちは、保育所運営にあたり、親御さんを顧客ではなくクルーと考えています。親御さんと、子育てについて対話し、ともに考えることを実践してきました。「悩んでいる時に話を聞いてもらい心が軽くなりました」、「話せたことで、気持ちが切り替わり子育てに前向きになれました」、といったお声をいただきます。今後も、親御さんとのコミュニケーションを大切にしていきます。
<成果>
2015年4月におうち保育園こうとう台園、2016年4月におうち保育園木町どおり園を開園し、一時保育も含めこれまでに0歳~2歳の子ども約70名をお預かりいたしました(2017年4月に新たな園も開園)。
単にお預かりするだけでなく、一人ひとりの子どもたちの成長に寄り添い、日々できたことを喜んでいます。また、青葉祭りや遠足、ハロウィンなど季節の行事を大切にしながら、子どもたちの成長を見守っていきます。

<今後のビジョン>
東日本大震災から5年経過し、悲惨な爪あとは薄れつつあります。その中で、東北の経済の中心、仙台市は多くの待機児童を抱え、今なお保育園が不足している状態です。そこで、預け先がないために働けずにいる親御さん、ひとり親などの理由で、経済的に厳しい環境におかれている親御さんが、安心して子どもを預けられるよう、今後も待機児童の多い地域に小規模保育園「おうち保育園」を開園していきます。同時に、障害のある子どもを長時間預かる「障害児保育園」の開園も検討しています。

活動レポート