自然とともに生きる社会を!

2017.9.29
2017年3月1日~2017年9月30日の間、皆さまよりお預かりいたしました募金を2017年9月29日に特定非営利活動法人 樹木・環境ネットワーク協会へ寄付いたしました。
沢山のご支援、誠にありがとうございました。
なお、寄付金の使途については、後日改めてご報告させていただきます。

森の保全活動と子どもを対象とした教育普及活動に活用させていただいています。

2018.4.5
貴重な里山(森)を守る活動

東京近郊では、町田市、日野市、武蔵村山市を中心に、埼玉、神奈川、千葉でも、そこに残された雑木林、竹林の整備・保全活動を進めています。保全活動は基本的にボランティアとして行っていますが、多くの方が参加していただけるよう間口大きく広げています。

千葉市若葉区にある「おぐらの森」は、約0.9haの平坦な土地で植生はクヌギやコナラが中心であり、「人と多様な生物が暮らせる森づくり」をテーマに森林保全や環境調査を進めています。今年は、多くの方に参加していただき、木材の有効活用の観点から、薪作りや歩道づくりを始めて、林内の整備を進めることができました。また、活動が進むことで、キンランやエビネ等の貴重な植物たちも増えつつあります。夏にはオオムラサキの飛翔も確認できました。今後、大きく育ったクヌギなどの伐採を進め、“森の若返り化“を促進する予定です。
子どもの体験活動

当協会では、子どもを対象に自然に親しむための環境教育プログラムを実施しています。保全フィールドや都心の公園など、対象や季節に合わせて様々な場所で実施しています。

9月には町田市の雑木林で、昆虫採集の面白さや楽しさを学ぶことを目的に「ワクわくドキどき昆虫採集」のイベントを開催しました。本プログラムでは、昆虫採集の方法、実際にそれぞれが捕まえた昆虫の答え合わせなどを行い、普段見かける昆虫から普段見ることのできない貴重な昆虫まで様々な昆虫を観察することができました。自然環境を通じて、苦手な昆虫を触れるようになった子どももいました。
11月、多摩動物公園(日野市)の雑木林で「ちょーすごい土の秘密」を開催。
このイベントは、土の面白さを知ってもらうことを目的としており、毎年恒例の人気企画です。森と土の関係。土の役割を、実験を通じて体験してみたり、土を作る生きものたちの不思議な生態系にも目を向けました。ミミズやムカデなど、嫌われがちな生きものの大切さや面白さを伝えることができたのではないかとおもいます。
このように様々な角度から環境保全に興味を持ってもらえるような活動を行っています。
今後もいっそう、活動に励んでいきますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

活動レポート