未来へつなげる森にしていくために

樹木・環境ネットワーク協会では、「持続可能な社会」をめざし、人と自然の良い関係をつくることを活動のねらいとしています。屋外での活動がメインとはいえ、コロナ影響により、人を集めての活動は自粛してきましたが、昨年より徐々に緩和し、今年は従来通りの活動にもどりつつあります。

森づくり・整備保全活動においては、ひきつづきナラ枯れ木の対応を行っていますが、あまりにも数が多いため、森を歩く人に影響のでる可能性の高い枯死木から対応をすることで、人的な被害が起きないよう事前対応を急いでいるところです。
  • 樹木・環境ネットワーク協会"
そうした森では、春に親子でたけのこ収穫と竹林の整備を行うイベントを実施しました。雑木林の中でも竹林はその侵食性の高さから、脅威にもなることがありますが、竹自体は、たけのこの頃から竹材としての利活用まで、うまく利用すれば、有用植物でもあります。
イベントでは、竹林の課題を感じながら竹林整備と春の味覚であるたけのこの収穫を楽しんでいただきました。
  • たけのこ収穫と竹林の整備
子どもたちが安心に活動できる森、そして、自然が豊かな森であることは、これまで長年の保全・管理してきた成果のひとつです。これからもこのような森を未来へ残しつなげていくために、森の活動に携わる人材に育成も行っています。

本年は、「里山プランニング講座」と題し、森づくりに関しての実践的な連続講座を開催しました。自然環境調査、地形や地域の歴史をしらべながら、今後の森づくりの目標や計画を考える講座です。講座で行った調査において、貴重な植物やそこに生息する動物を確認し、森が地域の財産になっていくための目標づくりなどを話し合うワークショップを開催しました。

今後も人材育成と保全活動をすすめ、社会への普及を行いながら、人と自然の調和する社会、共生する社会を目指して活動を進めてまいります。
  • 里山プランニング講座
  • 里山プランニング講座
  • 里山プランニング講座
  • 里山プランニング講座
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※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート