人が関わり、生物多様性を育む森づくりへ

樹木・環境ネットワーク協会では、持続可能な社会の実現のために、人と自然が調和した社会の構築を目指しています。自然は人が手を入れないことが大事とされがちですが、日本の自然は、人が手を入れることで豊かになってきました。そのような森を「里山」と読んで親しんでいます。
当会では里山だった森にふたたび人が関わることで、より豊かな自然をとりもどそうと活動をしています。
  • 樹木・環境ネットワーク協会"
秋から冬にかけては、竹林の整備を行いました。

竹は、生活の中でとても役立つものでした。ほうき、柵、柱、カゴなどの加工品など、その利用は多岐にわたっています。そのため、いろいろな地域に植えられてきましたが、利用が減ることで、各所の竹は荒れ放題となり、竹藪と呼ばれるほどになっています。
竹は成長が早く侵略的であるため、密集した竹、枯死して至る方向に倒れている竹林など、見たことがあるのではないでしょうか。本来の竹林は傘をさして歩けるくらいの密度が適切と言われています。
  • 竹林の整備1
  • 竹林の整備2
  • 竹林の整備3
  • 竹林の整備4
放置された竹藪を、従来の美しい竹林へ。
多くの方が参加し、整備活動を行いました。

子どもも参加した回では、ツルや細い木の伐採整備を行い、子どもでもノコギリをもって作業を行いました。(大人がしっかりつき、安全に配慮しています)

ビオトープのあるフィールドでは、池の掃除を実施。
干し上げをすることで、よどんだ水をきれいにする作業を行いました。この作業は実に10年以上ぶりです。たまった泥を除き、水質浄化にもつながります。
池では、ヤゴやゲンゴロウ類が見つかるなど、今後、地域の生態系の基盤になることが期待されています。

当会では、このように森づくりをいろいろな人に関わっていただきながら、社会と森がつながり、人が利用することで自然が豊かになる。そんな関係を目指し活動を進めています。

活動が継続できるのも、ご支援のおかげです。スタッフ一同感謝しております。
  • 竹藪の整備活動
  • 池の掃除
  • 池の掃除
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※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート