「50人の利用者を、24時間、ひとりで看なければならない」過酷なクラスター現場、新型コロナウイルス感染症の最前線を支える

ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動し、ミャンマー、カンボジア、ラオスにて無償で子どもたちの治療や手術を行なうことに加え、日本国内では小児がんの子どもと家族の支援や、僻地、離島への医療者派遣など、国内外で幅広い医療活動を行っています。
私たちの活動の一つに、日本を含むASEAN圏内で地震や台風などの自然災害が起こった際に医療チームを派遣する「国際緊急救援」事業があります。これまでに国内では東日本大震災や熊本地震、令和二年7月豪雨や今年8月の佐賀豪雨、海外ではインドネシアのスラウェシ島地震等に於いて活動を行ってきました。
昨年4月以来、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症に対する支援を行っています。
  • ジャパンハート
ジャパンハートでは2020年4月に「日本の医療崩壊を防ぐ」プロジェクトを実施し、クラウドファンディング等によって調達した200万枚のサージカルマスクを調達、700ヵ所以上の医療機関に配布を行なうのを皮切りに、さまざまな物的・人的支援を医療・介護施設などに対して行ってきました。
おなじく2020年4月から始まったクラスター支援で派遣してきた医療チームの累計は、2021年10月5日現在、14都道府県・89カ所の医療機関・福祉施設等に対する、のべ271名に達しました。
とある支援先では、約50名の入所者のうち半数が陽性となる中、看護師がたったひとりで24時間全員を看続けなければならない状況がありました。ジャパンハートは支援先医療/福祉機関の負担を少しでも軽減するため、全員が感染症対策の最前線となるレッドゾーンでの勤務や、負担が大きく支援が入りづらい夜勤への対応を請け負っています。
日本に医療の届かないところを作らない。私たちは、その覚悟の下、最後まで全国の医療機関と協力して参ります。
  • 「日本の医療崩壊を防ぐ」プロジェクト
  • 「日本の医療崩壊を防ぐ」プロジェクト
「第5波」と呼ばれた2021年夏の各地での感染拡大では、病床が足りず、自宅療養を余儀なくされる方が数多く発生しました。陽性者・療養者に限らず、多くの方が、「日本にも医療の届かないところができている」と感じられたのではないでしょうか。
クラスター現場での医療提供は、器材もなく、人材も不足している状況で、「あるもの」を活用してどこまで最善を尽くせるかを問われます。
「助かるはずの命を、助かるはずだった命にしない」。まだ続く新型コロナウイルス感染症との戦いに向けて、ジャパンハートを応援してください。
皆様のご支援は、医療機関への物的・人的支援や、ジャパンハートの新たな感染対策への取り組みのために使わせていただきます。
  • ジャパンハートの医療提供
  • ジャパンハートの医療提供
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※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート