コロナ後の社会を見据え、これからの支援のために
2022年度後半のジャパンハートの新型コロナウイルス感染症対策では、それまで実施してきた取り組みの総括と、今後に向けた体制構築に力を注ぎました。
2022年9月末まで沖縄県にて運営していた要介護濃厚接触者隔離施設は、期間中に40名の要介護濃厚接触者をのべ323日間受け入れましたが、その活動の中で分かったのは、当初想定していた高齢者だけでなく、医療的ケア児童など要介護のお子さんも支援を必要としているということでした。もともとはクラスターの発生した高齢者介護施設を支援する中で見出した「要介護濃厚接触者の安全な隔離」というニーズを、新たに見つかった「医療の届かない、届きづらい場所」を確実に減らしていくための活動につなげることは出来ないか、災害・感染症の枠にとらわれない取り組みを検討しています。
なお、要介護濃厚接触者隔離施設は、第9回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」にて「STOP感染症大賞 最優秀賞」に選定されました。
また、今後、災害が発生した際に、初期支援の輪から取り残されやすい災害弱者のための物資を迅速に供給するため、これまで医療・介護施設向けの物資提供システムとして運用してきたHeart Stockの機能をさらに拡充。被災地域で物資を必要とする施設等を迅速に特定する仕組みづくりや、富山・佐賀の両拠点に要介護者・乳幼児のための災害時支援物資の備蓄を実施しました。災害はないに越したことはありませんが、万が一の際には、誰よりも迅速に、取り残されがちな人たちの支援を行える組織を目指して参ります。
2020年4月から3年にわたり続いてきた日本での新型コロナウイルス感染症緊急支援。ジャパンハートにとっても、クルーズ船「コスタ・アトランチカ」を皮切りとした医療機関・介護施設など全国201カ所のクラスター機関にのべ485名を派遣した人的支援活動や、、「マスクを医療従事者に」クラウドファンディングや寄付マッチングプラットフォーム「Heart Stock」を活用した医療・日常物資の医療・介護施設への供給など、、緊急支援のあり方を考えさせる経験となりました。
これからもこの経験を活かし、国内外での医療支援活動に反映して参りたいと思います。
なお、KDDI株式会社様のご厚意により、「キボウのカケハシ」を通じた弊団体へのご支援はこれからも継続していただくこととなりました。
今後は、「先進国では80%が生存できるが、途上国では20%しか生存できない」という生まれた場所で決まる命の格差が深刻な病気、小児がんに関する海外医療支援活動についてご紹介いただきます。
これからも、「医療の届かないところに、医療を届ける」活動への応援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
寄付する
※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。
活動レポート
- 募金・寄付「アジア小児医療センター」開設プロジェクト
- 募金・寄付カンボジアで実施している『高度医療=小児がん治療』について
- 募金・寄付「命の格差」をなくす、私たちの挑戦。
- 募金・寄付企業でも行政でも手の届かないところを救う仕組みを
- 募金・寄付「昨日よりもマシな今日」のために、クラスター対策に奔走
- 募金・寄付「50人の利用者を、24時間、ひとりで看なければならない」過酷なクラスター現場、新型コロナウイルス感染症の最前線を支える
- 募金・寄付新型コロナウイルス感染症に対する支援活動を継続して行なっています
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2022年度後半のジャパンハートの新型コロナウイルス感染症対策では、それまで実施してきた取り組みの総括と、今後に向けた体制構築に力を注ぎました。
2022年9月末まで沖縄県にて運営していた要介護濃厚接触者隔離施設は、期間中に40名の要介護濃厚接触者をのべ323日間受け入れましたが、その活動の中で分かったのは、当初想定していた高齢者だけでなく、医療的ケア児童など要介護のお子さんも支援を必要としているということでした。もともとはクラスターの発生した高齢者介護施設を支援する中で見出した「要介護濃厚接触者の安全な隔離」というニーズを、新たに見つかった「医療の届かない、届きづらい場所」を確実に減らしていくための活動につなげることは出来ないか、災害・感染症の枠にとらわれない取り組みを検討しています。
なお、要介護濃厚接触者隔離施設は、第9回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」にて「STOP感染症大賞 最優秀賞」に選定されました。
また、今後、災害が発生した際に、初期支援の輪から取り残されやすい災害弱者のための物資を迅速に供給するため、これまで医療・介護施設向けの物資提供システムとして運用してきたHeart Stockの機能をさらに拡充。被災地域で物資を必要とする施設等を迅速に特定する仕組みづくりや、富山・佐賀の両拠点に要介護者・乳幼児のための災害時支援物資の備蓄を実施しました。災害はないに越したことはありませんが、万が一の際には、誰よりも迅速に、取り残されがちな人たちの支援を行える組織を目指して参ります。
2022年9月末まで沖縄県にて運営していた要介護濃厚接触者隔離施設は、期間中に40名の要介護濃厚接触者をのべ323日間受け入れましたが、その活動の中で分かったのは、当初想定していた高齢者だけでなく、医療的ケア児童など要介護のお子さんも支援を必要としているということでした。もともとはクラスターの発生した高齢者介護施設を支援する中で見出した「要介護濃厚接触者の安全な隔離」というニーズを、新たに見つかった「医療の届かない、届きづらい場所」を確実に減らしていくための活動につなげることは出来ないか、災害・感染症の枠にとらわれない取り組みを検討しています。
なお、要介護濃厚接触者隔離施設は、第9回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」にて「STOP感染症大賞 最優秀賞」に選定されました。
また、今後、災害が発生した際に、初期支援の輪から取り残されやすい災害弱者のための物資を迅速に供給するため、これまで医療・介護施設向けの物資提供システムとして運用してきたHeart Stockの機能をさらに拡充。被災地域で物資を必要とする施設等を迅速に特定する仕組みづくりや、富山・佐賀の両拠点に要介護者・乳幼児のための災害時支援物資の備蓄を実施しました。災害はないに越したことはありませんが、万が一の際には、誰よりも迅速に、取り残されがちな人たちの支援を行える組織を目指して参ります。
2020年4月から3年にわたり続いてきた日本での新型コロナウイルス感染症緊急支援。ジャパンハートにとっても、クルーズ船「コスタ・アトランチカ」を皮切りとした医療機関・介護施設など全国201カ所のクラスター機関にのべ485名を派遣した人的支援活動や、、「マスクを医療従事者に」クラウドファンディングや寄付マッチングプラットフォーム「Heart Stock」を活用した医療・日常物資の医療・介護施設への供給など、、緊急支援のあり方を考えさせる経験となりました。
これからもこの経験を活かし、国内外での医療支援活動に反映して参りたいと思います。
これからもこの経験を活かし、国内外での医療支援活動に反映して参りたいと思います。
なお、KDDI株式会社様のご厚意により、「キボウのカケハシ」を通じた弊団体へのご支援はこれからも継続していただくこととなりました。
今後は、「先進国では80%が生存できるが、途上国では20%しか生存できない」という生まれた場所で決まる命の格差が深刻な病気、小児がんに関する海外医療支援活動についてご紹介いただきます。
これからも、「医療の届かないところに、医療を届ける」活動への応援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
今後は、「先進国では80%が生存できるが、途上国では20%しか生存できない」という生まれた場所で決まる命の格差が深刻な病気、小児がんに関する海外医療支援活動についてご紹介いただきます。
これからも、「医療の届かないところに、医療を届ける」活動への応援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。