子どもたちの挑戦と成長を育む居場所づくり

【居場所拠点での活動】
Learning for All (以下、LFA)では6歳から18歳までの子どもを対象に、直営拠点での居場所づくり、学習支援、食事支援、保護者支援、訪問支援などを通じて、一人ひとりに合ったきめ細やかな支援を届けています。
居場所拠点では、「一人一人に寄り添う」活動を行っています。
例えば、ある拠点では、「誰でも自由に、自分の興味関心で関われる場所を」という想いのもと、子どもたちのプレゼンによってブカツドウが立ち上がりました。現在は4つの部活が活動中です。「勉強進路部」では、大学生ボランティアとともにディベートをしたり、大学の仕組みについて学んだりと、子どもたちの興味に合わせた学びが広がっています。「SNSに年齢制限は必要か?」というテーマでディスカッションを行うなど、自分の意見を持ち、表現する機会も大切にしています。そのほかにも、人狼ゲームを楽しむ「人狼部」や、ゲーム実況を配信する「ストリーマー部」など、子どもたちの「好き」を起点にした活動も活発です。
  • 居場所拠点での活動
■拠点の様子ーブカツドウでの子どもたちの挑戦
「楽器バンド部」では、最初は楽曲「きらきら星」を演奏するのに精一杯だった子どもたちが、1年の月日を経て、地域の人も参加できる音楽コンサートを開催しようとしています。「楽器バンド部」の活動は、まさに "自分たちでつくる" 挑戦の連続です。ドラムやエレキギターを使った本格的な練習を重ね、コンサートではMONGOL800の『小さな恋のうた』やヨルシカの『花に亡霊』などを披露します。日程調整やパート練習の呼びかけなども、子どもたち自身が進められるようになりました。最初からうまくいくわけではなく、「練習に来られるのかな?」「今のペースで間に合うかな?」と不安げな声が漏れることもあります。しかし、それも大切な学びのひとつとして、スタッフたちは「あえて全部をやってあげない」ことを意識して、見守っています。
  • 居場所拠点での活動
居場所拠点では、うまくいかない時期も含めて、子どもたちの"今"を受け止めながら歩むことを大切にしています。子どもたちの"今"を受け止め、成長を見守ることで、子どもたちの知らない一面を発見できることがあります。ブカツドウやコンサートなど、一つひとつの活動の裏には、時間とエネルギー、そして丁寧に寄り添う大人の存在があります。だからこそ子どもたちは安心して挑戦し、「またやりたい!」と笑顔を見せてくれます。これからも子どもたちが「やってみたい」と思える瞬間を一緒につくっていけるような活動を続けていきます。
  • 居場所拠点での活動
寄付する

※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート