2025年4〜2025年9月までの活動ご報告
いつも活動をご支援くださいまして誠にありがとうございます。
皆さま方のお力添えのおかげで、完全無料の美術教育活動19年目を迎えることができました。ご支援に心より感謝申し上げます。
今期は、各月の活動報告にスクール改装工事と記しておりますが、少し、現在の学校の状況を説明させていただきたく存じます。
無料の美術教育活動が20年間継続できるよう、個人で資金を蓄え 、2007年、59歳の時カンボジアに渡りました。学校建築に着手し、2008年建築終了し、スクールを開校しました。いよいよ来年20年目となり、スクールの今後を考えざるを得ない状況を抱えております。
この19年間「美術表現を通して、子ども時代に子どもの時を楽しむ」教育活動して参りましたが、いよいよ来年度で、準備した私個人の資金が底をつき、このままの形で、無料のスクール運営を継続することの経済的な難しさに直面しております。一昨年から、スクールで学び育ったカンボジア人講師達と、「スクール活動を今後どうするか」の話し合いを続けて参りました。
スクールのカンボジア人講師6人全員が、「カンボジアには今でも学校教育に美術がなく、子ども達は絵を描きたくてもその機会がない。また、経済的に画材を買える家も少なく、もし、無料のこのスクールがなかったら、子ども達は絵を描く機会を失ってしまう。子ども達が、子どもの時を心豊かに生きられるよう、このスクール活動を続けて行きたい」との思いを持っておりました。
どうすれば、無料で絵を描く喜びを伝える活動を継続できるか、その可能性を話し合い、具体案を出し合いました。
最終的に、「スクールの一部を改装し、お店にして、スクールオリジナル商品を販売し、運営できるようにする」ことになりました。また、日本に行きたくても行けないカンボジアの人達が、日本の文化を味わいながら、ギャラリーで絵を鑑賞できるよう、そのための改装工事を4月より開始致しました。
6人のカンボジア人講師達は、授業をしながら、スクール活動が継続できる道筋を作りたいとの熱意で、持てる力を出し合い、5ヶ月かけて改装に励み、9月8日に日本風庭のあるお店をオープン致しました。
各授業場所で学ぶ生徒数は、総計440名
(内訳)
・美術スクール(計233名)
美術クラス
土曜日午前
81名・午後72名
日曜日午後
80名
日本語クラス
(月〜木曜日)
12名
・出張授業(計195名)
アンコールクラウ村
日曜日午前
72名
オー村小学校
水曜日午前
6年生 40名
幼稚部 83名
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通常の活動に加えまして、次の活動をいたしました。
4月
・カンボジア正月のため、3週間休校。23日授業開始
・シェムリアップ観光情報誌にスクール活動掲載(No.1)
・スクール改装工事開始
5月
・スクール改装工事継続
・海外に出ることが難しい講師達の見聞を広げるためタイ国・バンコク研修旅行
6月
・スクール改装工事継続
・シェムリアップ観光情報誌にスクール活動掲載(No.2)
・オー村小学校6年生38名をシェムリアップのスクールに招いて、美術授業実施
7月
・スクール改装工事継続
8月
・スクール改装工事継続
・スクール観光情報誌にスクール活動掲載(No.3)
・日本の大学生、高校生のスタディーツアー受け入れ
9月
・スクール内で商品販売店兼お茶屋営業を開始
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毎水曜日出張美術授業に行っているオー村小学校の住む小学6年生の子ども達を、シェムリアップにある当スクールに招待し、ギャラリー見学と美術授業を行いました。カンボジアの公立学校は、現在でも、学校行事や文化的な体験の機会が非常に少ないのが現状です。特に遠足などは無く、クラスの子ども達が一緒に、新しい体験をすることもできません。バスの中では、初めてクラスメートと一緒の旅を心より楽しんでいたようです。
美術スクールでの授業では、今までの村の学校での授業とは違った経験をすることができ、アートに関する知識や技法を新たに学ぶことができました。また、校内ギャラリーで、実際に多くのアート作品に触れることができ、芸術への関心を深めることができたようです。
美術スクールの講師達は、事前準備を入念に行い、子ども達の移動の安全を考慮してオー村まで迎えに行き、手配した大型バスの中でも、子ども達が楽しめるよう、配慮いたしました。早朝の出発だったため、学校到着後、朝ごはん用のパンと飲み物を準備し、子ども達は、美味しそうに食べていました。普段とは違う環境で学べたことで、表現方法の多彩さを学んだように思います。
この体験は、単なる美術の授業にとどまらず、子ども達にとっては新たな世界に触れ、視野を広げる貴重な機会となりました。普段の生活では味わえないような学びや体験をすることで、子ども達は自己表現する喜びや、アートが持つ力について深く理解することができたのではないかと感じています。
また、この活動は、学校の枠を超えた経験であり、クラスメートたちとの絆を深める良い機会にもなりました。バスでの移動や一緒に過ごす時間が、彼らの友情を強化し、協力や共感の重要性を再認識する場となったのではないかと思います。
今後もこのような機会を提供することが、子ども達の成長にとって大きな意味を持つと考えております。
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寄付する
※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。
活動レポート
- 募金・寄付2024年10〜2025年3月までの活動ご報告
- 募金・寄付2024年4〜9月までの活動ご報告
- 募金・寄付小さな美術スクールをご支援してくださっている皆さまへ
- 募金・寄付ご支援頂いている皆さまへ
- 募金・寄付小さな美術スクールをご支援してくださっている皆さまへ
- 募金・寄付小さな美術スクールをご支援してくださっている皆さまへ
- 募金・寄付小さな美術スクールをご支援してくださっている皆さまへ
- 募金・寄付小さな美術スクールをご支援してくださっている皆さまへ
- 募金・寄付小さな美術スクールをご支援してくださっている皆さまへ
- 募金・寄付小さな美術スクール
- 募金・寄付小さな美術スクール
- 募金・寄付小さな美術スクール
- 募金・寄付小さな美術スクール
- 募金・寄付小さな美術スクール
- 募金・寄付カンボジアの小さな美術スクール
- 募金・寄付カンボジアの小さな美術スクール
- 募金・寄付カンボジアの小さな美術スクール
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いつも活動をご支援くださいまして誠にありがとうございます。
皆さま方のお力添えのおかげで、完全無料の美術教育活動19年目を迎えることができました。ご支援に心より感謝申し上げます。
今期は、各月の活動報告にスクール改装工事と記しておりますが、少し、現在の学校の状況を説明させていただきたく存じます。
無料の美術教育活動が20年間継続できるよう、個人で資金を蓄え 、2007年、59歳の時カンボジアに渡りました。学校建築に着手し、2008年建築終了し、スクールを開校しました。いよいよ来年20年目となり、スクールの今後を考えざるを得ない状況を抱えております。
この19年間「美術表現を通して、子ども時代に子どもの時を楽しむ」教育活動して参りましたが、いよいよ来年度で、準備した私個人の資金が底をつき、このままの形で、無料のスクール運営を継続することの経済的な難しさに直面しております。一昨年から、スクールで学び育ったカンボジア人講師達と、「スクール活動を今後どうするか」の話し合いを続けて参りました。
スクールのカンボジア人講師6人全員が、「カンボジアには今でも学校教育に美術がなく、子ども達は絵を描きたくてもその機会がない。また、経済的に画材を買える家も少なく、もし、無料のこのスクールがなかったら、子ども達は絵を描く機会を失ってしまう。子ども達が、子どもの時を心豊かに生きられるよう、このスクール活動を続けて行きたい」との思いを持っておりました。
どうすれば、無料で絵を描く喜びを伝える活動を継続できるか、その可能性を話し合い、具体案を出し合いました。
最終的に、「スクールの一部を改装し、お店にして、スクールオリジナル商品を販売し、運営できるようにする」ことになりました。また、日本に行きたくても行けないカンボジアの人達が、日本の文化を味わいながら、ギャラリーで絵を鑑賞できるよう、そのための改装工事を4月より開始致しました。
6人のカンボジア人講師達は、授業をしながら、スクール活動が継続できる道筋を作りたいとの熱意で、持てる力を出し合い、5ヶ月かけて改装に励み、9月8日に日本風庭のあるお店をオープン致しました。
各授業場所で学ぶ生徒数は、総計440名
(内訳)
・美術スクール(計233名)
・出張授業(計195名)
皆さま方のお力添えのおかげで、完全無料の美術教育活動19年目を迎えることができました。ご支援に心より感謝申し上げます。
今期は、各月の活動報告にスクール改装工事と記しておりますが、少し、現在の学校の状況を説明させていただきたく存じます。
無料の美術教育活動が20年間継続できるよう、個人で資金を蓄え 、2007年、59歳の時カンボジアに渡りました。学校建築に着手し、2008年建築終了し、スクールを開校しました。いよいよ来年20年目となり、スクールの今後を考えざるを得ない状況を抱えております。
この19年間「美術表現を通して、子ども時代に子どもの時を楽しむ」教育活動して参りましたが、いよいよ来年度で、準備した私個人の資金が底をつき、このままの形で、無料のスクール運営を継続することの経済的な難しさに直面しております。一昨年から、スクールで学び育ったカンボジア人講師達と、「スクール活動を今後どうするか」の話し合いを続けて参りました。
スクールのカンボジア人講師6人全員が、「カンボジアには今でも学校教育に美術がなく、子ども達は絵を描きたくてもその機会がない。また、経済的に画材を買える家も少なく、もし、無料のこのスクールがなかったら、子ども達は絵を描く機会を失ってしまう。子ども達が、子どもの時を心豊かに生きられるよう、このスクール活動を続けて行きたい」との思いを持っておりました。
どうすれば、無料で絵を描く喜びを伝える活動を継続できるか、その可能性を話し合い、具体案を出し合いました。
最終的に、「スクールの一部を改装し、お店にして、スクールオリジナル商品を販売し、運営できるようにする」ことになりました。また、日本に行きたくても行けないカンボジアの人達が、日本の文化を味わいながら、ギャラリーで絵を鑑賞できるよう、そのための改装工事を4月より開始致しました。
6人のカンボジア人講師達は、授業をしながら、スクール活動が継続できる道筋を作りたいとの熱意で、持てる力を出し合い、5ヶ月かけて改装に励み、9月8日に日本風庭のあるお店をオープン致しました。
各授業場所で学ぶ生徒数は、総計440名
(内訳)
・美術スクール(計233名)
| 美術クラス | 土曜日午前 | 81名・午後72名 |
| 日曜日午後 | 80名 | |
| 日本語クラス | (月〜木曜日) | 12名 |
| アンコールクラウ村 | 日曜日午前 | 72名 |
| オー村小学校 | 水曜日午前 | 6年生 40名 |
| 幼稚部 83名 |
通常の活動に加えまして、次の活動をいたしました。
| 4月 |
・カンボジア正月のため、3週間休校。23日授業開始 ・シェムリアップ観光情報誌にスクール活動掲載(No.1) ・スクール改装工事開始 |
| 5月 |
・スクール改装工事継続 ・海外に出ることが難しい講師達の見聞を広げるためタイ国・バンコク研修旅行 |
| 6月 |
・スクール改装工事継続 ・シェムリアップ観光情報誌にスクール活動掲載(No.2) ・オー村小学校6年生38名をシェムリアップのスクールに招いて、美術授業実施 |
| 7月 | ・スクール改装工事継続 |
| 8月 |
・スクール改装工事継続 ・スクール観光情報誌にスクール活動掲載(No.3) ・日本の大学生、高校生のスタディーツアー受け入れ |
| 9月 | ・スクール内で商品販売店兼お茶屋営業を開始 |
毎水曜日出張美術授業に行っているオー村小学校の住む小学6年生の子ども達を、シェムリアップにある当スクールに招待し、ギャラリー見学と美術授業を行いました。カンボジアの公立学校は、現在でも、学校行事や文化的な体験の機会が非常に少ないのが現状です。特に遠足などは無く、クラスの子ども達が一緒に、新しい体験をすることもできません。バスの中では、初めてクラスメートと一緒の旅を心より楽しんでいたようです。
美術スクールでの授業では、今までの村の学校での授業とは違った経験をすることができ、アートに関する知識や技法を新たに学ぶことができました。また、校内ギャラリーで、実際に多くのアート作品に触れることができ、芸術への関心を深めることができたようです。
美術スクールの講師達は、事前準備を入念に行い、子ども達の移動の安全を考慮してオー村まで迎えに行き、手配した大型バスの中でも、子ども達が楽しめるよう、配慮いたしました。早朝の出発だったため、学校到着後、朝ごはん用のパンと飲み物を準備し、子ども達は、美味しそうに食べていました。普段とは違う環境で学べたことで、表現方法の多彩さを学んだように思います。
この体験は、単なる美術の授業にとどまらず、子ども達にとっては新たな世界に触れ、視野を広げる貴重な機会となりました。普段の生活では味わえないような学びや体験をすることで、子ども達は自己表現する喜びや、アートが持つ力について深く理解することができたのではないかと感じています。
また、この活動は、学校の枠を超えた経験であり、クラスメートたちとの絆を深める良い機会にもなりました。バスでの移動や一緒に過ごす時間が、彼らの友情を強化し、協力や共感の重要性を再認識する場となったのではないかと思います。
今後もこのような機会を提供することが、子ども達の成長にとって大きな意味を持つと考えております。
美術スクールでの授業では、今までの村の学校での授業とは違った経験をすることができ、アートに関する知識や技法を新たに学ぶことができました。また、校内ギャラリーで、実際に多くのアート作品に触れることができ、芸術への関心を深めることができたようです。
美術スクールの講師達は、事前準備を入念に行い、子ども達の移動の安全を考慮してオー村まで迎えに行き、手配した大型バスの中でも、子ども達が楽しめるよう、配慮いたしました。早朝の出発だったため、学校到着後、朝ごはん用のパンと飲み物を準備し、子ども達は、美味しそうに食べていました。普段とは違う環境で学べたことで、表現方法の多彩さを学んだように思います。
この体験は、単なる美術の授業にとどまらず、子ども達にとっては新たな世界に触れ、視野を広げる貴重な機会となりました。普段の生活では味わえないような学びや体験をすることで、子ども達は自己表現する喜びや、アートが持つ力について深く理解することができたのではないかと感じています。
また、この活動は、学校の枠を超えた経験であり、クラスメートたちとの絆を深める良い機会にもなりました。バスでの移動や一緒に過ごす時間が、彼らの友情を強化し、協力や共感の重要性を再認識する場となったのではないかと思います。
今後もこのような機会を提供することが、子ども達の成長にとって大きな意味を持つと考えております。
※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。