世界遺産 富士山の森を再生! 〜100年の森づくり〜

「富士山の森づくり」活動は、オイスカが全体のコーディネーターとなり、様々なセクターの皆様と協議会を形成し、虫害で損なわれてしまったシラベ人工林のエリア(約100ha)に広葉樹を植林。多様性のある森の早期再生を目指して2007年から行っている活動です。現在は、これまでに植林した木々が健全に育つように育林作業を中心とした活動を行っています。2021年度上半期は新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、地元林業者の協力を得て必要な作業を行いました。2021年度下半期は、緊急事態宣言が解除され、感染状況が落ちついた10月と11月に、2年ぶりに少人数でのボランティア活動を実施することができ、風雪害などで倒れた獣害対策ネットの補修作業を行いました。
  • オイスカ
    作業現場からの富士山の眺め(2021年11月10日)
【2年ぶりのボランティア活動の実施】
2021年10月に2年ぶりにボランティアによる現場でのネットの補修作業を行うことができました。現場で活動ができ、ベテランのボランティアの方からは、「昨年はコロナで活動が出来ず残念でしたが、久しぶりに現場に来ることが出来て良かったです。また現場に来て改めて、人が入って手をかけていく(育林)の大切さを痛感しました。」とコメントをいただきました。久しぶりに現場に入って活動ができる喜びと作業を継続して行っていくことの大切さ、多くの方々に活動の意義を理解していただくことの重要さを事務局としても改めて実感できました。
  • ボランティアによるネット補修作業
    ボランティアによるネット補修作業
  • 2年ぶりのイベント実施 看板設置
    2年ぶりのイベント実施 看板設置
【事務局でのネットの補修作業】
2年ぶりにボランティア活動が実施できましたが、中止になった活動も多く、作業は予定よりも遅れているのが現状です。そこで、昨年度に引き続き事務局も現場に入り、鳥の調査や必要な作業を行いました。作業内容は、特に風雪被害の大きい場所に集中的に入り、獣害対策ネットの竹支柱の交換と曲がったネット付け替え作業を行いました。2022年度からは、コロナの状況を見つつではありますが、ボランティア活動が少しずつ再開できそうです。ひき続き、皆様からのご支援・ご協力をいただきながら、「富士山の森づくり」活動を行っていきます。
  • 施設支援
    植栽木(カエデ)紅葉
  • 医療者派遣
    ネットの補修作業の様子
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※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート