世界遺産 富士山の森を再生!〜100年の森づくり〜

「富士山の森づくり」活動は、オイスカがコーディネーターとなり、様々なセクターの方々と協議会を形成し、虫害で損なわれてしまったシラベの人工林(約100ha)に広葉樹を植林。多様性のある森の早期再生を目指して2007年から行っている活動です。現在は、これまでに植林した木々が健全に育つように育林作業を中心とした活動を行っています。2023年度上半期は、5月・6月・7月・8月・9月で計9回の活動を実施することができました。
  • 活動地から見た富士山の風景(4月28日の下見時撮影)
    活動地から見た富士山の風景
    (4月28日の下見時撮影)
【7月8日のボランティア活動】
昨年に引き続き、今年度もオイスカの支援者有志によるボランティア活動を実施しました。今年は、KDDI株式会社の社員の方々や林業者など関係者を含め総勢150名の方々に現場にお集りいただき、獣害対策ネットの補修や除伐など育林に必要な作業を行いました。多くの方のご協力で、風雪害や獣害のために倒れかかっている樹木の生育を助けることができました。全国からご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
  • 参加者の集合写真
    参加者の集合写真
  • 獣害対策ネットの補修作業風景
    獣害対策ネットの補修作業風景
【ウグイスの鳴き声による生息数調査】
今年度は、7月28日にオイスカのスタッフ有志で実施しました。
今年も台風や雨の影響で例年に比べて鳴き声が少ない印象があり、調査ができるか心配されましたが、問題なく実施ができました。当日は、専門家の先生にも立ち会っていただきながら、2グループで10地点の観測を2回行うことができました。昨年鳴き声が聞こえなかった地点でウグイスの鳴き声が聞こえるようになっていたりと、少しずつ植栽した現場の環境が変化したことを実感し、生息数などにも変化が見られたことが収穫となりました。
  • ウグイスの鳴き声による生息数調査風景
    ウグイスの鳴き声による
    生息数調査風景
寄付する

※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート