世界遺産 富士山の森を再生! ~100年の森づくり〜

「富士山の森づくり」活動は、オイスカが全体のコーディネーターとなり、様々なセクターの皆様と協議会を形成し、虫害により損なわれてしまったシラベ人工林のエリア(約100ha)に広葉樹を植林。多様性のある森の早期再生を目指して2007年から行っている活動です。現在は、これまでに植林した木々が健全に育つように育林作業を中心とした活動を行っています。2022年の上半期は、約3年ぶりにボランティア活動を再開し、企業様のボランティア活動やオイスカの日のボランティア活動が実施できました。
  • 富士山の様子
    富士山の様子
    2合目付近から山頂を望む
【3年ぶりのボランティア活動の実施】
2022年7月9日に3年ぶりに「オイスカの日」のボランティア活動を実施しました。
オイスカの日とは、全国のオイスカの会員から参加希望者を募り、現地にお集りいただいて、世界遺産となっている特別な場所で特別な時間をお過ごしいただくために、年1回実施しているボランティア活動です。毎年遠方からご参加いただく方もいるほど人気のイベントで、「久しぶり!お元気でしたか」といった言葉が自然と飛び交っていました。このような活気ある現場の状況は、事務局としても感慨深く感じる瞬間で今までの活動以上に忘れられない一日となりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。※ボランティアの作業内容は、ウグイスの鳴き声による生息数調査と育林のための獣害対策ネットの補修作業です。
  • 活動後の記念写真
    活動後の記念写真
【ウグイスの鳴き声による生息数調査】
長雨などの影響により、今年度はなかなか実施できなかったウグイスの鳴き声調査を7月9日のオイスカの日に続き、7月30日に実施しました。8月に入ってしまうと繁殖期のシーズンも過ぎてしまいウグイスの泣き声がパタリと聞こえなくなる関係で本当にギリギリのタイミングでの実施となりました。当日は専門家の先生にも立ち会っていただきながらの実施でしたが、新たな発見もあり実りのある一日となりました。新たな発見とは、植栽した木々の獣害対策ネットに野鳥が巣をつくっている現場なども見られたことです。植栽した木々が順調に生育している以外に、野鳥の住処としても役に立っていることが見られて、活動の意義を実感できた日ともなりました。
  • 獣害対策ネットと植栽した木
    獣害対策ネットと植栽した木
  • 鳥の巣ができている様子
    鳥の巣ができている様子
寄付する

※みなさまからお預かりした寄付金は、毎年3月1日から8月末日までの振込み分を9月末日に、また9月1日から2月末日までの振込み分を3月末に各団体へ寄付いたします。
なお、災害支援の受付け期間、寄付実施時期等については、各支援内容に基づき実施いたします。

活動レポート